先日、まっくらやみのエンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」に行ってきたのでご報告。
結論から言うと、
絶対に行くべき行くべき行くべき!
と、ディオのように連呼してしまうほど、衝撃的で魅力的な体験でした。
※すでにDIDに参加が決まっている人や、参加を心に決めている人は、この先は読まないでください。ネタバレはあまりありませんが、できれば事前情報はなるべく少ない方が、よりピュアに体験出来ます故。
----------
先日、会社の直属の上司に「発想力を鍛えよう」という理由で、半ば強引に連れられて参加。東京メトロ外苑前駅で降りて、ベルコモンズを左に曲がり、10分以上歩いたところに会場はありました。ひたすら歩いたこともあり、最初は「暗闇を体験するだけで、どこが魅力的なんだろう・・・(ぶつぶつ)」と半信半疑だったのですが、体験してみたら!・・・百聞は一見にしかず(暗闇だから見えてないけどw)、「目からウロコ」の1時間でした。
実際の内容を書くとネタバレになってしまうので書きませんが、その代わりに公式サイトの説明文を引用。
・・・ということで、DID、目が見える全ての人に強烈にお勧めします。近いうちに私の妻や両親にも体験してもらおうと思っています。現在の会場も2年間という期間限定での開催ですので、「またいつか」と言ってるうちに参加できなくなってしまう可能性もあります。ぜひ思い立ったが吉日で、お早めのご参加を!
(なお、余談ですが、私が参加した日は、数時間前に山下達郎&竹内まりや夫妻も参加されたとのこと。山下達郎氏が前週に参加して感銘を受け、改めて竹内まりやさんを連れてもう一度参加されたとのことです。アーティストの方にとっても、DIDは気づきの多いものなんでしょうね。)
先日、会社の直属の上司に「発想力を鍛えよう」という理由で、半ば強引に連れられて参加。東京メトロ外苑前駅で降りて、ベルコモンズを左に曲がり、10分以上歩いたところに会場はありました。ひたすら歩いたこともあり、最初は「暗闇を体験するだけで、どこが魅力的なんだろう・・・(ぶつぶつ)」と半信半疑だったのですが、体験してみたら!・・・百聞は一見にしかず(暗闇だから見えてないけどw)、「目からウロコ」の1時間でした。
実際の内容を書くとネタバレになってしまうので書きませんが、その代わりに公式サイトの説明文を引用。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
この説明文、参加する前は「へぇー」って感じだったけど、参加後に改めて読んでみると、まさしくそのとおり。端的にDIDの特徴を説明しきっているのです。うーん、さすが。
では、参加後に感じた私なりの感想、気づき、学びを、思いついた順に羅列させていただきまっす。
- 完全に光を遮断した世界は、アイマスクをしたり目をつぶったりするのとは全くの別世界。目を見開いても完全に暗闇しかない状態が1時間続くことで、本当の意味での盲目を体験できる。
- 目が見えないことで、表情や振る舞いを取り繕うことをしなくなる(しても無意味なので)。結果として、自分の素が出やすくなる。
- コミュニケーション手段が純粋に「声のみ」となるので、思ったこと、感じたこと、今自分が何をしているか、を全て言葉にして発しないと相手に伝えることが出来ない。「黙っているのは、そこに存在しないのと一緒」という言葉が現実となる世界。言葉に出して伝えることの大切さを改めて認識した。
- 今までいかに視覚に頼った生活していきたかを痛感。PC、iPhone、TV、書類に目を通す、サインする、駅の電光掲示板を見るなど、ほぼ全て視覚情報。
- 視覚を遮断されることで、聴覚や嗅覚、触覚が覚醒する。近くに水が流れているということを匂いで感じたり、今立っている場所が砂利の上なのか石畳なのか丸太なのかを、靴の下の触覚で感じたり、他の人が枝を踏む「パキッ」という音から、その方向と距離を耳で感じたり。普段使わない、さびついた感覚をたたき起こす感覚。そうしないと、暗闇の中では何も出来ない。
- アテンドしていただいた全盲の方に度肝を抜かれた。なぜなら、暗闇の中で我々がオロオロしている横を、縦横無尽に歩き回り、我々を案内し、ビールの栓を栓抜きで開けてグラスに注ぐ、など、目が見ているかのように自然に振る舞っていたのだから。正直、以前は盲目の方に対してある種の哀れみの感情を抱いていたが、DIDを体験後は、尊敬の対象となった。全盲の方、すごい。
- 要するに、目が見えなくなることで、逆に今まで見えなかった世界が見えるようになった。
・・・ということで、DID、目が見える全ての人に強烈にお勧めします。近いうちに私の妻や両親にも体験してもらおうと思っています。現在の会場も2年間という期間限定での開催ですので、「またいつか」と言ってるうちに参加できなくなってしまう可能性もあります。ぜひ思い立ったが吉日で、お早めのご参加を!
(なお、余談ですが、私が参加した日は、数時間前に山下達郎&竹内まりや夫妻も参加されたとのこと。山下達郎氏が前週に参加して感銘を受け、改めて竹内まりやさんを連れてもう一度参加されたとのことです。アーティストの方にとっても、DIDは気づきの多いものなんでしょうね。)
コメント