ライフハックとは・・・
情報処理業界を中心とした「仕事術」のことで、いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼としたテクニック群(wikipediaより)
ライフハックは、それ自体が単体で価値を持つものではない。あくまで「プラスα」、いや、乗数というべきか。もしくはパワードスーツとでもいうか。
ライフハックはハマりやすい要素がたくさん。
- ツールを手に入れることでパワーアップするというRPG的な要素
- ツールを変えれば生活に変化があるので、分かりやすい。(変化=向上、とは限らないのがミソ)
- 努力しなくても、ツールを手に入れれば変われる(気になる)手っ取り早さ。気楽さ。ハードルの低さ。
- 他人にツールを見せびらかすことができる。
複雑でこんがらがった日常を、シンプルに整理された状態にしたい、と思う人は世の中にたくさんいるはず。
ライフハック系で有名な人(堀正岳さんや佐々木正悟さん)は、じつは単なるライフハックおたくではない。学術系のバックグラウンドがある等、ブログの文章からも分かるが、深い洞察力・思考力を持っている。それはいくらライフハックにハマったところで、身に付かない。
洞察力、思考力といったベースを持つ人、やりたいことやビジョンが明確にある人にとっては、ライフハックは絶大な効果を発揮する。まさに「鬼に金棒」。でも、そうじゃない人にとっては、この金棒は使いこなせない。
だからといって「ライフハックはダメ」「ライフハックにハマるな」とは言わないし、思わない。間違いなく効率はアップするし、ハマるのは楽しいし。でもライフハックにとことんハマれば、いつか「あれ、ライフハックにお金と時間をつぎ込んだけど、あんまり仕事がデキるようになってないんじゃね?」と気づくはず。そこが大事。そこで始めて別のことも学ばなきゃ、別のスキルも必要だ、と思える。
自分で気づくからこそ、次のステップに進める。自分が気づく前に、いくら他人から指摘されても、「うるせーな」としか思えない。
だから、ハマるなら、早く、深く、とことんハマって、なるべく早くその境地に達するほうがよい。
これは全てに通じる。ある手法や考え方、分野(ここではまとめてツールと呼ぶ)があったときに、始めるときはまるで「このツールを身に付ければ全てが解決する!全てが良くなる!」という、万能薬のような魅力を放っているものだが、とことんハマれば、そのツールの良い点、悪い点、使えるシチュエーション、使えないシチュエーション、限界、などが見えてくる。
逆説的だが、その境地に達して、はじめてそのツールを「使いこなせる」ようになるのだろう。
・・・ということで、今日もせっせとライフハックにドハマリしている私なのでした(笑)
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