3歳2ヶ月になる娘の、成長スピードがものすごい。
毎日、新しい単語を覚え、新しい表現を学び、新しいコミュニケーションを身に付ける。1週間も経てば別人のようだ。
そこで、ふと思った。
「大人もこのスピードで成長できれば、すごいことになる。でも実際は無理だよな。・・・なんでだろ?」と。
「子供と大人、なにが違うんだろう?」と。
もちろん、「子供はまだ頭の中がスッカラカンで、スポンジのように吸収する。大人はもう人間として基本的なことは覚えてしまった状態。比べるのはおかしい」という意見はある。当然だ。
でも、あえてそこじゃない視点で、違いを考えてみると・・・子供から学べることはたくさんある。
例えば、子供は「絶対にあきらめない」。強靱な精神力で困難を乗り越える、なんて難しいことじゃなく、そもそも「あきらめる」という概念がない。できなければ、できるようになるまでひたすらトライする。挑戦し続ける。まさに愚直の極致。ハイハイから立ち上がるようになるのだって、毎日毎日、ひたすら立ち上がろうとして、転び続ける。それでもあきらめない。そのうち、立てるようになってしまう。
そして、子供は、「恥ずかしがらない」。大人であれば、失敗は恥ずかしいし、「いい年してこんなことに挑戦するなんて・・・」と考え、躊躇してしまうことが多い。でも、子供はそれがない。まるでない。派手に転ぼうが、味噌汁のお椀をひっくり返そうが、言葉を間違えようが、お構いなし(娘は、カメラのシャッターを押す時に、なぜか「行ってきます」って言ってたし・笑)。どんどん失敗し(そもそも失敗とも思っていない)、でもどんどん修正し、そのうちに正しい歩き方、正しい話し方を身に付けてしまう。
最後に、子供は、「ロールモデルを持っている」。それは「大人(=親)」だ。子供は、大人の真似をしたがる。大人と同じことをしたがる。大人と同じ立場に立ちたがる。そのために、真似をして、失敗して、どうやったら同じ事ができるか考え、工夫し、何度も挑戦し、最終的に大人と同じようなことができると、満面の笑顔で喜ぶ。この「大人と同じ事をしたい」というモチベーションは凄まじく、少しでも手伝ってあげようとすると、ブチ切れる。「私が自分でやるんだから!!子供扱いしないで!!1人の大人として扱って!!」というわけだ。
この3要素、
・あきらめない
・恥ずかしがらない
・ロールモデルを持つ
を徹底できれば、大人だって、ものすごいスピードで成長(変化)できるはず!
え?「それができないから大人なんじゃん」だって?そんなつまんないこと言ってないで、子供を見習いなさいな。子供は、あきらめる、とか、恥ずかしがる、という事に対し、良い意味で思考停止状態。出来るようになるまで、イノシシのように、障害を無視して一直線に突き進む。
大人の世界も「効率化」が流行ってるけど、じつは子供のやってることって、目標を達成するのに一番効率的な方法なのかも?
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